フードデリバリーはどのくらい増えた?
近年フードデリバリーはどのくらい増えたのでしょうか?
こちらは家計簿アプリ Zaim に記録された購買データに基づき、2019 年 1 月の支出額を 1 としたときの支出額の推移を表したグラフです。
新型コロナが拡大した 2020 年 3 月頃を機に、外食は落ち込み、それに伴い、フードデリバリーの支出が急増しました。
2021 年 1 月頃からは、2019 年 1 月の支出の 6 〜 7 倍と、グラフは横ばいで推移しており、フードデリバリーがある程度消費者の生活に定着したことが分かります。
月間支出額は約 6,500 円
家計簿アプリ Zaim に記録された購買データによると、2023 年 4 月にフードデリバリーのブランド「Uber Eats」「出前館」「wolt」「menu」を利用したユーザーがフードデリバリーに支出した金額の平均は一月当たり 6,567 円、一回当たりの支出額は 1,923 円でした。また、月間利用回数は 3.4 回と頻繁に利用している様子が分かります。
どんな時に使っている?
ユーザーはどんな時にフードデリバリーを利用しているのでしょうか?
2023 年 6 月に実施した家計簿アプリ Zaim のユーザーアンケートでは、フードデリバリーの利用シーンとして、一番多かったのは「外出が面倒な時」でした。
家から一歩も出ずに食事を手軽に運んでくれるサービスとして受け入れられているようです。
フードデリバリーを利用したユーザーの声
やはり高くつくのでそこだけがネックで、滅多に利用しません。が、利用するときは自分へのご褒美な感じでワクワクします。
配送料や手数料がかかってるので高くなるのはわかるので、せめて店頭と同じ価格になれば良いなと思いました。
食費を抑えるためにどの配送者でも丁寧に商品を取り扱ってくれたり、配送者の教育とかもしてくれるといいな!
フードデリバリーを利用したことのあるユーザーからは、「便利だけど値段が高い」や「配送員によって満足度が変わる」という声が多かったです。
利用者の二極化
ここまで見ると、「そんなにみんなフードデリバリー使っているの?」と驚いた人もいるかもしれません。
実は、フードデリバリーの利用経験を尋ねたところ、これまでに使ったことのある人とない人でほとんど半分に分かれました。
地域差が大きい
ユーザーアンケートでは、47 都道府県すべてのユーザーから回答をもらいましたが、フードデリバリーの利用率が 50% を超えたのは、東京都・山梨県・福岡県・香川県・千葉県・大阪府・兵庫県・沖縄県・愛知県・神奈川県・岡山県・埼玉県の12都府県だけでした。
ユーザーの声
自宅が配達圏外のため、使えない。配達範囲を広げてほしい。
イナカに引っ越したら全く使えなくなった
住所的に配達範囲外ばかりで選択肢がないのが不満です。食べたい料理の配達があれば利用すると思います。
食費を抑えるために使えるお店が増えたらいいと思う。 都心では良いサービスかも知れないがとにかく使える店が少ないと感じる
居住地域が配達エリア外という声や、配達エリアであっても対応店舗が限られるという声が数多く寄せられました。
香川県(61.5%)・愛媛県(31.3%)や大阪府(58.8%)・京都府(31.8%)など、隣県であっても利用率が大きく異なるエリアもありました。
「Uber Eats」などの全国展開しているフードデリバリーもありますが、「ギリギリ配達エリア外の店が多い」という声もちらほら聞かれたことから、地域事情に大きく左右されるようです。
日常使い派と非日常派に分かれる
利用したことのある人の中でも、ある程度日常的に使っているタイプとあまり使わないタイプに分かれています。
ユーザーアンケートで利用頻度を聞いたところ、「毎月」「2〜3か月に1回」がそれぞれ 21.1%、25.6% の一方で、「年に1〜2回使っている」も 26.4% でした。
フードデリバリーを利用したユーザーの声
【毎月使っている】最近はメニューも増えて何でも頼めるようになりました。外食より便利だと思います。
【毎月使っている】自分で外で買うよりは高いけれど、買いに行く時間と手間を考えると妥当。もう少し安ければ、より嬉しいけれど…
【半年に1回使っている】配達料が気になるし、器などもディスポーザブルでコンビニ感があるから、食べに行く方がいい、と思ってしまう
【年に1〜2回使っている】食べ物を自宅まで持ってきてもらえるのは便利だが配送料手数料が高いので、余程のことがない限り利用できない
便利ではあるというのは共通認識ですが、食やお金に関する価値観によって、日常的に使うかどうかのタイプが分かれているようです。
家計簿アプリ Zaim の機能紹介:履歴の検索機能
「フードデリバリーって使ったことがあったかなあ」と気になった方に、履歴の検索機能のご紹介です。
Zaim アプリの履歴画面の右上にある虫眼鏡マークをタップすると、「カテゴリ」や「お店」、「品名」や「メモ」から家計簿記録の履歴を検索できます。
フードデリバリーをクレジットカードで支払った場合は、お店にブランド名が入っていることが多いので、ブランド名の一部を入力して、検索すると見つかりやすいです。
他にも、履歴の検索機能は「この商品、いつ買った?」など、見つけたい記録を発見できるので、ぜひ活用してみてくださいね!
家計簿アプリ Zaim とは?
1,000万ダウンロードを超える家計簿アプリ Zaim は、スマートフォンなどから簡単に家計簿を記録できるアプリです。紙のレシートを撮影して自動で読み取る機能に加え、銀行やクレジットカードとの連携機能によって支出や収入を自動的に記録できるため、手軽に家計を管理できます。
今回は家計簿アプリ Zaim に記録された購買データやユーザーアンケートから、フードデリバリーについて、発見したことをまとめました。
購買データから発見できることはまだまだたくさんありますので、これからも共有していこうと思います。
アンケートにご協力いただいたユーザーのみなさま、本当にありがとうございました!
この記事を書いた人:家計簿アプリ Zaim スタッフ yasumi
残業で夕飯を作る時間がない時や、子どもを連れて外食行くのが少し大変な時、自分が体調悪い時など大変便利。